
初出 2003.11.10 / 最終更新:2006.10.14
NukAlertは、非常に小型で軽い放射線検出器です。
24時間つねに検出ONで、車のキーや携帯電話と一緒につねに持ち歩ける位小さくて、人間の生命に危険を及ぼす 1mSV/h〜1000mSV/hあたりのレンジで検出できて、電池が10年以上持つことがメリットです。
あなたもおひとついかがですか?近所に北朝鮮の核ミサイルがどか〜んと降って来るかもしれないじゃないですか(笑
従来の検出器(ガイガーカウンター)には以下の得失があります。
これに対して、NukAlertには以下の得失があります。
吐き気等の症状が出始める被曝量が 1000mSV なのでひとつの目安と考えてよいでしょう。上の例で出てきた 100mSV/h の強さの放射線を浴びると、 10時間で 1000mSV になります。 NukAlert は「10時間そこにいたらヤバい」状況に20分で反応します。個人的には十分な反応速度だと思っています。
技術情報には、こう書いてあります。
"ever present" …… 聖書の中では「苦難のときに神は必ずそこにいて助けてくださいます。」(God is an ever present help in trouble.) だそうです。ありがたやー。
NukAlertのマニュアルは、NukAlert特有の説明は最初の3ページくらいだけしかなくて、あとの残りは放射能事故から身を守るための一般的な知識が丁寧に説明されていますので、 NukAlertを買わなくても、単なる読み物としてけっこうおすすめです。
これは NukAlert付属のマニュアル(PDF) (英語)を私が勝手に翻訳したものです。オリジナルと内容が一致している保証はまったくありません。 もっときちんとしたものは国内正規代理店のアラートさんからご入手ください。
あとアラームの解釈について「簡単マニュアル」風に書いてみました。
(図をクリックすると拡大します)
本家サイトから直接購入するためのマニュアルを簡単に書いてみました。
現在は国内正規代理店があり、19800円ほどで購入できますが、どうしても原価で買いたい人はどうぞ。
(ただし内容は完全に無保証です)
技術情報をちょっとだけ訳してみました:
NukAlertのセンサーには、長所と短所があります。このセンサーは、硫化カドミウム光導電素子が、カスタム鋳造されたプラスチックレンズを通して、ガドリニウム酸硫化物の蛍光体の発光現象をとらえるようなつくりになっています。この蛍光体は放射線を浴びると緑色に発光します。
この光は光導電素子内の硫化カドミウム結晶の電気抵抗を減少させ、これをマイクロプロセッサが放射線の強さとして検出します。
この部品は、X線に対する感度を低めつつガンマ線に対する感度を高めることによってバランスのとれたエネルギー感度とするために、薄い鉛のケースで覆われています。
硫化カドミウムセンサーの長所は頑丈で、安価で、低消費電力なことです。短所は反応の遅さと温度変化の影響を受けやすいことです。
硫化カドミウムセンサーは、暗所に長時間放置すると非常に反応が遅くなるため、NukAlertはアラームが鳴っていないときでも内部で緑LEDを定期的に発光させてセンサーの反応速度を維持するようにしています。 LEDの発光タイミングはマイクロプロセッサによってつねに制御されていて、センサーの感度を第1段階のアラーム感度に維持しています。キャリブレーションが狂わないよう、LEDはアラーム開始とともにOFFになります。
マニュアルにこう書いてあります。
「NukAlert を電子レンジに入れないでください!電子レンジは放射線を出しません。 NukAlert を電子レンジでチンすると壊れます! 1年保証も無効になります。」
気をつけましょう。
以下は日本語サイトです。
以下は英語サイトです。
NukAlertの開発販売元であるKI4Uという会社は、核兵器テロや生物化学兵器テロの個人向け対策グッズを開発販売している、アメリカのテキサス州にある会社です。
これまでにはたとえば、FEMA(連邦緊急事態管理局)から 廃棄処分となるはずだった放射線検出器12万台を無料で譲り受け、 それを再調整して個人向けに販売してきました。あとヨウ素剤(ヨウ化カリウム)の販売もしています。最近では生物化学兵器の検出シールなんかも販売しています。
NukAlert については、例の9/11のテロのあと技術者と提携して開発を開始し、 16か月の開発期間を経て 2003年の1月に完成し、2月から販売開始しました。
本サイトの内容は私個人が勝手に解釈して書いているだけであり、完全に無保証です。本サイトの内容を利用した結果として生じたいかなる損害にも私は責任を持てません。くれぐれも自己責任でお願いします。
本サイトにおいて「放射線」とは基本的にガンマ線のことです。「放射線の強さ」とは線量当量または線量当量率のことです。「放射能」には放射性物質(核種)の意味を含みます。
うそ・大袈裟・まぎらわしい・誤訳ツッコミ・その他ご感想は wabee まで。